北村薫著 「スキップ」

今回は、直木賞候補になり2004年には舞台化もされたという小説を紹介します。
ある日、主人公の女子高生一ノ瀬真理子は目覚めると、25年後の高校教師桜木真理子になっていた。やがて42歳の姿をした17歳の女の子が現実に立ち向かい生きるのである。
読み進むにつれ、その昔高校の国語教師だった私の母が聞かせてくれた、学校の舞台裏を思い出しました。多くの方がかつて経験したであろう高校生活、ですがそれを支える立場に突然放り込まれたならば私はどうするだろうと思い描きます。両親が教員だったことが影響してか私自身は教員免許と縁なくここまで過ごしてきましたが、急に高校の教壇に立ってくれといわれたら、まともな数学の授業ができるのでしょうか。もちろん自信などありません。それでも、研究室の先輩後輩には現役の高校教員が居るので彼らを参謀に実力テストを作るのでしょうか。
何かを教え伝える立場にある人間はこうあるべきだと、この作品が教えてくれた気がしました。


日記へのお返事
どうぞお大事に。私もなんとなくゼリーを食べたくなりました。


今日のギガ得プラン
測定日時 : 2009/ 2/22 00:37:18
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